目次
初心者が資産運用を始めるには、まず読んでおくべき本だと思います。
学んだことをまとめて紹介していきます。
お金の知識を学んでスキルUP!しましょう!
【目次】
内容
お金を増やしたい!でも投資の仕方がわからない!銀行に預けたころでお金は増えません。
では、いったいどうしたらいいのか?
東大卒、外資系証券や保険など金融数社を渡り歩いた「お金のプロ」山崎元さんによる投資の知識。
「お金のド素人」でも読んばわかる『お金の増やし方』について紹介しています。
「お金は銀行に預けてるだけ」「お金は増やしたいが、難しいことはわからない」そんな方にお勧めの本です!
初心者のための資産運用
初心者が実際に覚えて実践する金融商品は2つしかありません。
①国債
一つ目が国債です。国にお金を貸して国籍をもらいます。
その際は「変動金利型10年満期」(年利0.3%)を買います。株式と違う点では、発行する段階で利益や満期日が決められていることです。
途中で解約しない限りは減らず元本は保証されます。
銀行と国のどちらが先に潰れるか考えた際に国債を買った方が合理的で、
もし国がつぶれた場合も、紙幣を刷れば問題ありません。
国籍の買い方は、証券会社に口座を開くことで購入可能です。
②投資信託
二つ目が投資信託です。運用の専門家(ファンドマネージャー)にお金を預け、運用をしてもらう金融商品です。
運用のポイントを3つ紹介していきます。
①複利で運用
元本が増えていくため単利よりも複利で運用していきます。
②インデックスファンドを選ぶ
投資信託には、アクティブファンドとインデックスファンドの2つの種類があります。
アクティブファンドは集中投資のハイリスクハイリターンの投資信託です。
インデックスファンドは分散投資で堅実に利益を増やす投資信託です。
インデックスファンドの方が人件費が安く、成績も勝るため初心者はインデックスファンドを選びましょう。
③運用管理料・販売手数料の安いものを選ぶ
資産運用をする上でコストを抑えることがとても重要になってきます。
投資信託でかかるコストは、定期的にかかる料金の運用管理料(ランニングコスト)と
稼働までに必要な費用(初期費用)の販売手数料(イニシャルコスト)です。
この条件に適しているものが、
【上場インデックスファンドTOPIX】(国内株式のインデックスファンド)
【ニッセイ外国株式インデックスファンド】(海外株式のインデックスファンド)
の2つです。国内と海外半分ずつ買うようにしましょう。
こちらの商品も証券会社から購入可能です。
年利平均が5%になっていて長期で持つことをお勧めしています。
また購入の際には、【NISA】という税金が安くなる制度を利用することをお勧めします。
お金の使い方(家や保険)
ここではお金の使い方を紹介します。
お金の使い方としてのポイントは、ローンを組まない事、定期的に払っているものを最低限に減らす、という事です。
①家は買う?
実際にローンを組んで購入するものは何があるでしょうか?
誰もが欲しがる家や車などが上がってきます。
家を購入するにあたってローンを組むとします。ローンは長ければ長いほど複利で利息が増えていきます。
先ほども触れてようにお金を運用するにはコストを抑えることがとても重要になってきます。
家を購入の際には「生命保険」の加入もしなければなりません。
購入の後支払いが終わったとしても固定資産税、維持費等かかってきます。売るにも貸すにも不動産を通して手数料を払わなければいけません。
これから人生が動く若い人は、賃貸の方が無難で、家賃はできるだけ0円に近いものを選ぶという事が重要になってきます。
そこで得た貯蓄を、資産運用(ビジネス)に全額投じるというのが理想のかたちです。
また貯蓄の具体的な方法に関しては私のブログの【隣の億万長者】に載っっていますので良ければご覧になってください。
②保険は何に入るべき?
入って損のない保険を紹介します。
「健康保険」「生命保険」「国民年金」「厚生年金」「確定拠出年金・確定給付年金」「自動車保険」です。
その他の保険は、保険会社の懐に入る手数料がどうやって運用されているのか中身が不透明である以上絶対に入るべきではありません。
また日本には「高額療養費制度」があるため保険に入って毎月払う分を貯金に回し、使うべき時に使った方が流動性が高く合理的です。
【高額療養費制度】
健康保険に入っている人がもし月に数万円以上の医療費がかかった場合、それ以上を国が負担してくれる制度
自己負担額電度額(収入に応じて変わる)を超えた分後で払い戻しされる。
がん保険も、大半は保険医療で済むので高額療養費制度で一定以上は払わなくても済みます。
主な年金の仕組みを説明していきます。
「国民年金」
基礎年金と言われ20~60歳が必ず入る保険です。
保険料は定額で16260円
支給額は、加入期間に応じて決まります。
【例】平成27年度
781000円-(加入月数-480)
加入月数が最大の480カ月(20年)だとすると
781000円-(480-480)=781000円の満額になります。
月65083円の支給額になります。
「厚生年金」
厚生年金は「国民年金」に上乗せされて給付される年金です。
対象は主に会社員やサラリーマン、個人事業主では、従業員が常時5人以上の場合は強制、4人以下の場合でも半分以上の同意で任意加入を行えます。
(サービス業は対象外)
保険料は収入によって変わります。
毎年4月~6月に支払われる給与をベースに計算した金額(標準報酬月額)賞与に対して共通の保険料率を掛けて算出します。
その金額を半分は雇用主が、もう半分を加入者が負担することで保険料額が確定します。
支給額は加入していた期間の長さと金額よって決まります。平均は月145000円程度です。
国民年金の781000円(加入月数-480)+厚生年金毎月の145000円が老齢年金になります。
「確定拠出年金」
本来は、年金をまとめて企業が運用するのが主流で、「確定給付金」として「定年退職したときに~円払います」と社員と約束をしていました。
しかしこれからの「確定拠出年金」は自分で運用してその成績によってもらえる年金の額が変わるという制度が主流になります。
【メリット】
①給料の一部を年金の掛け金にできるため節税効果になります。(満額払った方が得)
②利益を得た分の税金は無期限の非課税になります。
積極的な投資
ここでは、ハイリスクハイリターンのインデックスファンドをご紹介します。
BRIUSと言われる、ブラジル、ロシア、インド、韓国、南アフリカなどを含めた新興国の株を指標にした
【eXAXis新興国株式のインデックスファンド】
という新興国全体TOPIXのようなものです。
振れ幅が大きくだいたいプラスだと8%になります。長期的に平均するとリターンが大きくなります。その分リスクもあることを意識してください。
まとめ
①覚えて実践する金融商品は、個人向け国債と投資信託の2つだけ
②家は若いうちは買わず安い賃貸にするのが無難
③保険は必要最低限のものだけ入る
④コストをできるだけ少なくする
本書のざっくりとした内容をまとめました。
初心者対象の本だったのでわかりやすくすぐに実践できる内容でした!
詳しく読みたい人は購入の方お勧めします!
本日も最後までご愛読いただきありがとうございましたm(__)m